22/05/19

 再び読書が捗らない日々を送っている。一つの本に集中しようとしても、思い浮かぶのは別のことばかりである。そして巡らせるのはいつも同じ思考だ。どうすれば過去をやり直せるのか、いかにすれば過去のあやまちを償うことが出来るのか?しかし、それは少々大袈裟な書き方かもしれない。

 私の若き日々も、そう遠くない未来に終わりを迎える。時間が我が青春の扉を叩き、残された時間の少なさを教えてくれる。その前に救いうるものを救いたい。しかし何を救うのか?他ならない、過去の自分と、無駄に費やされたあまたの時間である。「真夏日の陽/魔に憑かれて/何も出来ずに/ついに老いた」。美しい歌詞だ、まるで将来そうなるのではないかと不安を呼び起こすほどに。「凡庸な運命が/間違いを求めていた」。もしかすると、私は間違いを求める凡庸な運命なのかもしれない。

 もしかすると、一切は遅すぎるのかもしれない。自分の諦めの悪さに苦しめられる。頭を過ぎるのは、様々な憶測ばかりだ。不透明な結晶に閉じ込められたかのように、何が真実で、何が間違っているのかがわからない。確かめることもできない。ただ残された古傷が積年の後悔として痛むばかりである。